規制改革・民間開放推進会議と弁護士会
Author: JackDaniel | Posted: 06/08/01 16:35
Category: columns | Edit | [B]
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ボツネタで規制改革民間開放推進会議の報告書へのリンクが張ってあったので読んでみた。
弁護士会強制加入制度の撤廃が提案されていると書いてあったからである。
・・・結論として,弁護士にかかわるところだけ読んだが,たいしたことは書いていなかった。
弁護士の強制加入廃止のところはあんまり深く考えずに書いたのだろうと思う。
そもそも弁護士には監督官庁がないのであるから,弁護士会が強制加入でなくなったらどこが監督するのか。
法務省?刑事弁護は検察官の監督下にある弁護士ができるのだろうか?
裁判所?弁護士も裁判官も対等な法曹ではないの?
弁護士は国家権力に対峙することもある。そうでなければ刑事弁護や国家賠償などできない。
そこも含めて強制加入の廃止を考えなくては話にならない。
それを単なる参入障壁と考えているこの報告書はちょっとアレである。
もちろん,他の国の例とかを考え,そちらの方がよいというのであれば別だけど。
とはいえ,
「強制入会制度をとらないと会員数が減少して資格者団体が維持できないという財政上の理由も上げられるが、資格者団体の維持は会員にとって魅力のある活動を当該団体が行うことによって図られるべ
きは当然のことである。」
という報告書の文言だけはその通りだと思った。
弁護士会の事務は5時には終了してしまい,土日や午後5時半以降は我々が高いお金を払って維持している図書館や会員室もすべてしまってしまう。
5時半以降仕事していないのは一部の会員だけだと思うし,昼間は訴訟などで外出していることも多いから,夜に調べ物ができるととってもいいのだが。
臨時雇いを使うとかしてどうにかならないものだろうか。
(ちなみに会館建設費のプール金は数十億あると言われているし,弁護士会には会館につかうお金がないわけではないはず。もっと政治力はないけど若い働く会員のためにお金をつかって欲しいと思っています。・・・でも,司法改革のおかげもあって,今後も安い報酬で忙しく働かざる得ず,有力な知り合いも少ない若い会員には,会議にたくさん参加して政治力を発揮できる機会もないのが現実。)
そうだ!新東京弁護士会や第三東京弁護士会をつくろう!
(この前ヤミ金の人が「先生は第1弁護士会ですか第2弁護士会ですか,第3弁護士会ですか」とか訳の分からないことを言っていたのには笑ったけど,ロースクール時代,会内派閥のレベルでは今後あり得ない話ではないだろう。)
頂いたコメント
1 : さわ : 10/03/18 01:42 ID:???
2 : 法曹ですが : 10/02/11 13:39 ID:???
裁判所の特別部が監督するのが自然でしょう。
法にかかわることを裁くのは本来裁判所の役割です。
ただ、特別部は職業裁判官のみならず、その他の有識者も入れて、公正さを担保すべきです。
米国をはじめとする諸外国ではこういう制度が一般的ですね。
国家権力との対峙ですが、弁護士会と国家権力が癒着することだってあり得ます。また、弁護士が対峙する相手である検察官などは行政であり、裁判所は司法であるから、相手が違います。
法務省による監督権はありえません。
しかし、裁判所の特別部による監督権はアメリカおよび、EUの大半の国で行なわれている制度であり、日本のような形式はかなり特殊と言えます。
公正さという点では、民事事件を巡って(あるいはマーケットや業務方法を巡って)争っている弁護士どうしで懲戒権を持つのではなく、公正な裁判所が持つほうが安心ですよ。
3 : 若手 : 09/07/25 22:35 ID:???
国家権力だけではなく日弁連、弁護士会権力と戦って市民の利益を守らないといけないこともあるので、やはり強制加入はなくしたほうがいいと思います。
監督は裁判所がすることにしたらいいでしょう。
アメリカではそうなっている州も多いようですよ。
国家権力が弁護士法でつくったのが弁護士会と日弁連だから同じ穴のむじなですよ。
強制加入を廃止してニューヨーク州の弁護士のように自由に活動できるようにすべきです。