法テラスと司法書士

Author: JackDaniel | Posted: 08/03/01 18:46
Category: columns | Edit | [B]
Prev: “おわび。” | Next: “法曹人口問題についての一考察

先だって法テラスで労働相談を行った帰りに,「ちょっと先生お待ち下さい」と言われ,自己破産の方の案件をやってもらえないかと渡された。

ざっと目を通したところ,特段通常の案件と変わらない感じだったし,クレサラ相談では受任希望者の直接受任を断ることはよっぽどのこと(みなさん,せっぱ詰まって相談に来ているのが普通なので基本的には僕はヤミ金だろうがなんだろうが断らない)なので,
「なんでこの相談を受けた先生は自分で受けなかったのかなぁ」
と言ったところ
「司法書士の先生だったので・・・」
とのこと。

総債務額が数百万であった件で,自己破産希望だったのだから,その先生が受任できないことは明白であったからやむを得ない。

が,相談前から当然に司法書士の取り扱い案件ではないのに法テラスは司法書士に相談を回している様で,非常に問題ではないのだろうか。(法テラスから報酬が出るという意味では)有料だし。そのあたりどう考えているのだろう。

そもそも司法書士が債務整理の相談を行うのは,扱うことができない案件を潜在的に抱えている以上,非常に問題があると思う。弁護士が足りないと悲鳴を上げている地方ならともかく,過払金を目当ての司法書士の広告をみると,非常にダークな部分がある。
特に,司法書士が東京地裁から基本的に排除されていて,本人申立の形でしか破産に関われないと言うことをどのくらいの人が知っているのであろうか。

本人申立扱いだと,同時廃止には原則ならないであろうし,そうだとすると,期間もかかる上に,50万円くらい余計に裁判所に払わされることになる(と思う。司法書士の関与した申立の実例をしらないのだが,本人申立の予納金が高いのは東京地裁の方針なのは周知の事実)のだが,弁護士に頼んだ方がトータルで安いですよということをきちんと教えられて,なおかつ司法書士に頼んでいるのであろうか。

まあ,そんなことを思っても依頼者には関係のないことなので,僕はその案件を持ち帰ったのであった。
法テラスだもの。しょうがない。

   

コメントフォーム




情報を記憶させますか?(Cookie)



あわせて読みたい